-18歳選挙権は当たり前?
日本では今年06月19日から18歳選挙権が施行され、07月10日の参議院選挙から18歳からの投票が認められるようになります。
では、世界の選挙権年齢はどうなってるんでしょうか。
なんと世界191の国・地域のうち、9割近くが選挙権年齢を「18歳以上」と定めています。
18歳選挙権で驚いている人が多いかもしれないけど
主要国首脳会議(サミット)の参加国G8の中で、18 歳までに選挙権を与えていない国は、日本のみ。
先進国クラブと呼ばれる経済協力開発機構(OECD)の34ヶ国中、18歳までに国民に選挙権を与えていない国は、日本と韓国のみ。
世界的に見るとやはり18歳選挙権は常識と言えるかもしれません!
-世界の投票率は?
まずは日本の衆議院議員総選挙の投票率を見てみましょう。
1900年代は波があるものの70%の投票率がありました。
しかし、1900年代終わり頃になると一気に投票率が下がっています。
その一番の理由は、なんと言っても96年に「中選挙区」から「小選挙区比例代表制」に変わったことだと思います。
しかし、05年からまた投票率が回復しましたが、前々回にまた下がり、前回では戦後最低の52%まで下がってしまっています。
では、海外の投票率はどうなのでしょうか。
スウェーデンがダントツで高く、次にイタリア、オランダと続きます。
そしてアメリカが42.50と50%を下回り最も低くなっています。
しかし、日本も先進国の中では投票率が低い状況です。
おまけ
ここで、なぜ日本は低くて、スウェーデンがこんなに高いのでしょうか。
様々な理由があると思いますが、ここでは"若者"に注目したいと思います。
スウェーデンでは若者の政治への関心が非常に高く、
2012年の16歳から25歳の若者の政治活動参加率 71%もあります。
そして、2010年の総選挙において、18歳から29歳の若者の投票率は79%もあります。
一方、日本では2014年の衆院選では若者の投票率は32%しかありません。
ここから日本とスウェーデンの投票率の違いが見えてきます。
そして、スウェーデンでは「学校選挙」というものがあります。
日本でいう中学生と高校生が主な対象で、実際の選挙に先駆け生徒が投票を学校で行うというものです。
もちろん投票は模擬なので実際の国政選挙に結果が反映されることはないけど、
学校選挙の参加によって生徒は、少なくとも選挙のやり方がわかるので、実際の選挙へ行きやすいと思います。
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